
あなたは英語で話すときの発声について何を意識していますか?
プレゼンや会議の場で英語を話す際、覚えておきたい発声の方法があります。本日は英語の発声を良くする6つの方法についてご紹介します。
はじめに
今回ご紹介するのは私がMBA留学した際の授業からの内容です。その授業はリーダーとして効果的なコミュニケーションを学ぶためのものでした。
発声を工夫することでメッセージをより効果的に聴衆に届けることができます。
例えば、あなたは話し手の声が単調で眠くなってしまった経験はありませんか。会議やカンファレンス等でそのような経験は多くあると思います。
それは話し手側のコミュニケーション技術の問題と考えられます。
今回のブログを参考に、是非効果的なコミュニケーションスキルを身につけてください。
また、過去のブログでもコミュニケーション力の強化法をご紹介しています。是非ご参照ください。
腹式呼吸を練習しよう

あなたの声に深みを出すためにはまず、腹式呼吸を覚える必要があります。
試しに、大きく息を吸ってみてください。
その時、あなたは肩を動かして空気を吸い込んでいませんか。その場合は胸部を使った浅い呼吸法となっています。
現代のほとんどの人はこのような呼吸法になっていると言います。
これを腹式呼吸に変えることで、声の深みが増します。また、声だけでなくあなたの健康にも効果があるとされています。腹式呼吸を行うと実感できると思いますが、気持ちがとても落ち着くのです。
腹ばいになって腕を頭の後ろで組んでください。その姿勢から息を吸い込んだ時に、あなたの腹部が膨らむようにします。あなたの腹部が膨らんで体が少し持ち上がりませんか?
そうなったらあなたは横隔膜を使って腹式呼吸ができている証拠です。ぜひ毎日少しずつ練習してみてください。
横隔膜を振動させて声を出す
腹式呼吸を覚えたら、体の中から振動させて声を出すことを意識してください。つまり、あなたの横隔膜を振動させるのです。
これができると深みのある魅力的な声になります。例えば、こちらのサイトにある声を参照してみてください。
いかがでしょうか。どれも体の深部が振動し、声が出ているように聞こえます。
一方で、呼吸が浅くなると息が続かず、詰まったような声になります。
この動画では、アメリカの特に若い女性にそのような息遣いが見られるとしています。この話し方を英語ではVocal fryと呼んでいます。
あなたが声を出す時にはこのような息詰まり声にならないように気をつけてください。
姿勢を正す
あなたが声を出す時、あなたの体が楽器になると考えてください。つまり、楽器を使って演奏する時のように体の状態に気を配る必要があります。
肩が丸まっていたり、頭が前方に垂れていませんか?もしそのような姿勢になっていたとしたら、息が上手く通らなくなります。例えて言うならば、ホースを踏んで水が出にくくなっている状態です。
その代わりに、自然と心地よい綺麗な姿勢を作ってください。
それでは、どのように姿勢を作れば良いでしょうか。壁に対してあなたの背中、お尻、踵、後頭部をつけてみてください。
どうでしょうか。きっと少し不自然に感じると思います。しかし、それが真っ直ぐ立っている状態です。
そのような正しい姿勢に慣れてください。そうすれば、あなたの声の通りはさらに良くなります。
抑揚のある話し方
あなたも棒読みの話を聞くことは苦痛に感じるはずです。そこで、話し方の抑揚を意識してください。
では、人々が聞き入るような話し方とはどのようなものでしょうか。それは、はっきりと聞こえて且つ
トーンに変化がある話し方です。
それでは、そのような話し方を身につける練習をしましょう。それはあなたの話し声を録音することです。
あなた自身の声を聞くことはきっと抵抗があると思います。しかし、その分必ず成果がついてきます。
例えば、早く話しすぎていないか。また、あまりにも単調なトーンになっていないか。録音することで、そのような改善点がすぐにわかります。
そして、やり過ぎと感じるほど変えてみてください。きっとおかしく感じるでしょうがその分早く改善できます。
あなた自身が感じるほど、聴衆はおかしいと感じません。むしろ、とても自然に感じるはずです。
口蓋を開ける
口蓋とは口の中の上顎の部分です。そこを解放することで、あなたの声がより豊かに、深くなります。
例えば、歯医者に行ったときに口を開けることを想像してください。その時「アー」と声を出せる状態が、口蓋が開いている状態です。逆に、「ンー」という声を出すときは口蓋は閉じています。
これを交互にしてみると、喉の奥が閉じたり開いたりするのを感じられます。それを開いた状態にすることで、あなたの声がより響くようになるのです。
練習
Practice, practice, practice.
これは良く言われることです。実践することは大変かもしれません。しかし、練習すれば必ずあなたの発声は改善していきます。
そこで、小さなことから始めても大丈夫です。車の中で大きく声を出してみる。ラジオの司会の声を真似してみる。シャワーを浴びるときに歌ってみる。また、深呼吸するときに横隔膜の動きを意識してみる。
それに慣れたら、今度はコンビニ店員や受付係の人と話す時などに試してください。誰もあなたが新しい声を練習していることには気がつきません。
そうして続けるうちに、あなたは新しい話し方を習得することができます。
結論
あなたの英語の発声を改善するために、6つの方法をご紹介しました:
- 腹式呼吸を覚えること。大きく息を吸い込んだ時に肩が上下していませんか。チェックしてください。
- 横隔膜を振動させて声を出すこと。体の深い部分を振動させて声を出すイメージを持ってください。
- 姿勢を正すこと。あなたの体は楽器だと思ってください。空気があなたの体を真っ直ぐ流れるような姿勢を意識します。
- 話し方の抑揚を身につけること。あなたの声を録音してチェックしてください。そして、やりすぎと思うくらい話し方に変化をつけるのです。
- 喉の奥を解放します。口を大きく開けて「アー」と言える状態が開いた状態です。
- 練習、練習、練習。小さなことから始めてください。そして、慣れてきたら実際に人と話すときに実践してください。そうすることで自然と新しい話し方が身につきます。
ぜひ今回のブログを参考に、あなたの英語の発声を更に改善してもらえればと思います。