あなたは仕事で海外の人と交流するときに不安や緊張を覚えませんか?今回は海外ビジネスでのコミュニケーションに大切な3つのポイントをご紹介します。あなたもこれらのポイントを押さえて海外との仕事でどんどん活躍していってください。

私が海外との仕事で大切にしているポイントは以下の3つです:

  1. 聞くことの大切さ
  2. 自己防衛本能を和らげる
  3. 英語のカジュアルさを活かして打ち解ける

はじめに

私は新入社員時代からこれまでずっと海外ビジネスを担当してきました。主には欧米がメイン市場の業界です。また、アメリカの大学院へのMBA留学も経験しました。

色々な国や文化背景の人と仕事をし、交流する中で学んだことをご紹介します。今回はビジネスの現場に焦点を当てたブログです。英語学習については過去のブログをぜひご参照ください。

海外人材として活躍する上では、多様な人と働いていくことになります。私がこれまで経験してきたことが、あなたの成長のお役に立てれば幸いです。

聞くことの大切さ

英語ではActive listeningという概念があります。あなたなら傾聴力という言葉を聞いたこともあるかもしれません。まず、有名なこちらの言葉をご紹介させてください。

Seek first to understand, then to be understood

Stephen R. Covey

Stephen R. Covey氏のThe 6 Habits of Highly Effective Peopleからの引用です。なお、この著者はリーダシップ研究者です。そして同氏によるこの本は、アメリカで長年ベストセラーとして知られています。

一般的に、英語でのディスカッションでは意見を主張することが重要と思われるかもしれません。しかし、効果的にリーダーシップを発揮するには相手を理解しようとする姿勢が必要です。

これは、私も時に思い返して実践するようにしています。やはり、言うほど簡単なことではないからです。

英語でのコミュニケーションに限らず、ぜひあなたにも意識していただきたいと思います。なぜなら、海外人材とはグローバルエリートになることを意味するからです。グローバルエリートはリーダーシップを学ぶ必要があります。

とても重要な話ですが、今回のブログではこれ以上深掘りしません。いずれ、じっくりこのテーマについても向き合ってブログを書きたいと思います。

よかったら、ぜひConvey氏の著書を読んでみてください。AmazonのAudibleで聴くこともできます。リスニングの練習を兼ねて聴いてみるのもおすすめです。

自己防衛本能を和らげる

これは、コミュニケーションにおける気持ちのポイントです。日本は恥の文化と言われることがあります。「恥ずかしいことはしてはならない」という考え方が強いのです。

私も日本で生まれ育った人間ですので、このような意識は染み付いていると思います。しかし、英語は比較的ダイレクトにコミュニケーションする言語です。恥じらいの気持ちで引っ込み思案でいては、相手に本当の意志が伝わりません。

ここで言う自己防衛本能とは、自分が相手に責められないようにする気持ちのことです。また、自分を守るために低姿勢だったり、謝罪の言葉が多くなる傾向も指しています。英語ではこのような態度を”Diffensive”, “Apologetic”と言います。

怖くても一歩踏み出そう

あなたが海外の人とやり取りをする時は、そのような気持ちをなるべく忘れてください。そして、臆することなく自分の考えを伝えるように心がけてください。

とはいえ、やはり怖さはあると思います。それで良いのです。そのような気持ちを自覚しつつ、それでも一歩踏み込んでしっかりと考えを伝える。それがこのポイントでお伝えしたかったことです。

逆に、低姿勢で謝ってばかりいる相手は海外ビジネスでは信頼されません。本音が見えないからです。丁寧に、でもダイレクトに考えを述べること。これは場数を踏んで慣れるしかありません。

初めは難しいかもしれません。でも、だからこそ実践する価値があるのです。そのようなコミュニケーションに慣れてください。そして、堂々と自分の考えを伝えるようになってください。

その時には、あなたの海外人材としての力は相当なものになっていることでしょう。

英語のカジュアルさを活かして打ち解ける

英語には日本語のような敬語がありません。年齢や地位が違っても日本語ほどかしこまる話し方にならないのです。

従って、とてもフラットな感覚で相手とコミュニケーションできます。それを活かすことで、相手との距離感を縮めるのは効果的なコミュニケーションの一つと言えるでしょう。

もちろん、英語でも相手を気遣う丁寧な言い回し、言葉づかいがあります。あくまで日本語との比較で、ということです。

それでも、私は英語でコミュニケーションしている時、日本語と比べてもっと相手を身近に感じることができます。誰とでもタメ語で話している感覚です笑

あなたも、英語で話しかける時は日本語の敬語の感覚を意識しなくても大丈夫です。むしろ、英語の利点を活かしてオープンな気持ちで相手に接してみてください。

そうすれば、会話も弾み、リラックスした雰囲気で相手と繋がることができるでしょう。私が英語のコミュニケーションでとても好きなところの一つです。

帰国子女の上司と英語で話している時などはカジュアル過ぎて少し気が引けてしまう位です。でも、職場でも英語で話せるようになったら楽だな、と思うことがあります。

敬語は相手を思いやる素晴らしい文化です。しかし、時に壁を作ることで相手と信頼関係を築く妨げになることもあると思うのです。

打ち解け上手だった先輩社員

私が新人時代にインストラクターをしてくれた先輩社員がいます。彼はアメリカの帰国子女で、英語はネイティブ並みでした。それに加えて、取引先と仲良くなるのがとても上手だったのです。それを可能にしたのは、英語が話せるというだけのスキルではなかったと思います。

その先輩は相手と打ち解けることで、難しい交渉の局面でも解決策を見出していました。私はそのような仕事の仕方にとても憧れたものでした。

帰国子女でない場合、そのようなコミュニケーションは難しく感じるかもしれません。しかし、英語のカジュアルさに慣れていけば、それも変わっていくはずです。これも、やはり場数が大切ですね。

他愛のない会話はビジネス英語よりも難しく感じたりします。なぜなら、ビジネス英語は使う単語の種類が限られるからです。幅の広い表現や言い回しを覚えるには、海外ドラマ鑑賞などがオススメです。以前のブログでもご紹介した手法ですので、試してみてください。

結論

海外ビジネスで意識してもらいたい大切なことは:

  • 相手を理解しようとする姿勢
  • 恥を怖がらないこと
  • カジュアルさを活かして距離感を縮めること

です。これらはテクニックではなく、マインドセットの話ですね。つまりは、日々の意識が積み重なってあなたの基盤となっていくものです。

閉した考え方や姿勢では、海外人材としての成長は難しいです。グローバルエリートとなるあなたは、ぜひこれらの点を覚えていただきたいと思います。

今回のブログでは書ききれないポイントがたくさんあります。それらについても、追ってご紹介していきますので、ぜひ楽しみにしてください。

あなたの仕事人生が素晴らしいものになりますように。

“海外ビジネスのコミュニケーションで大切にしたい3つのこと” に1件のフィードバックがあります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です