
あなたは会社での昇進や留学を目指していますか。その時、TOEICやTOEFLなどの試験でのスコアが必要になってきます。
今回はスコアアップに欠かせないリスニング力の鍛え方をお伝えしていきます。
また、リスニング力が必要なのはテストのためだけではありません。英語の会話でリスニング力はスムーズなコミュニケーションのカギとなります。相手の話を聞き取れると、一気に意思疎通ができている感覚が生まれるからです。
これからリスニング力アップのためのトレーニング方法を3つご紹介します。これらはすべて私も行ってきた練習法です。あなたもすぐに実践してみてください。
また、英語を身につける上での基本的な考えはこちらでご紹介しています。ぜひ過去のブログも参考にしてください。
シャドーイングでリスニング力も発音力もアップ!

シャドーイングは、聞こえる英語を追いながら自分も声に出す練習法です。はっきり話すことは難しいので、完璧に後追いする必要はありません。不完全で良いので、できる範囲で声に出してみるようにしてください。
もしあなたが会社で働いているなら、平日時間を割くことは難しいかもしれません。私は通勤時間を使って小さな声でぶつぶつと話すことでシャドーイングを実践しました。
在宅勤務が可能なら、1日のうち5分でも時間を決めて練習できるとなお良いですね。
リスニング初心者からのシャドーイング
もしあなたがリスニング初心者であれば、英語の会話を聞き取ることは難しいと思います。その場合には話の内容の台本を見てから、シャドーイングをするのが良いでしょう。
そのような台本のことをスクリプトと言います。リスニング用の教材であればスクリプトは教材に付属しています。また、今ではYoutubeの動画でも自動的に動画音声から字幕を生成して表示してくれるのでとても便利です。
あなたがシャドーイングを始めたばかりならば、少しずつ音声を区切ってください。
そしてスクリプトを確認してください。
次に、巻き戻して今度はスクリプトを見ながらシャドーイングしてみてください。
最後に、スクリプトを見ずに音声だけ聞いてシャドーイングしてください。
このサイクルで繰り返し練習すると、しっかりとシャドーイングできるようになります。
シャドーイングでTOEIC600点台から935点に
私が学生時代にTOEICを始めて受験した時は600点台でした。その時、リスニングが明確に点数を落としていました。
そこでシャドーイングの練習を始め、リスニング力の向上に集中して取り組みました。
結果としてその2年後には935点まで点数を伸ばすことができました。
TOEFLのリスニングはTOEICよりも更に長く、内容もアカデミックになっていきます。それでも、リスニングの基礎力を身につけたおかげで満点近くを取ることができました。
また、シャドーイングのもう一つの効果として発音力もレベルアップすることができます。英語は聞こえた音をどれだけ真似できるかが上達のカギです。その点でシャドーイングはそのような力を鍛えるのに最適な練習法なのです。
シャドーイングのまとめ
なるべく聞こえた音に忠実にシャドーイングするように意識してみてください。繰り返しですが、完璧に真似しようとする必要はありません。とにかく声に出して真似することがポイントです。
それを続けていれば、発音も自然と良くなっていきます。
発音が良くなると今度は英語が聞き取れるという好循環が生まれます。なぜなら、発音できない音はそもそも聞き取れないからです。英語の発音を良くすることで、リスニング力は自然と向上していきます。そしてあなたが話す英語もネイティブに近い、カッコ良いものになっていくでしょう。
英語の音声を聞き、その後を追いかけるように声に出してみる。あまりにも何を言っているかわからない場合はスクリプトを見ながら練習する。完璧にできなくても練習すればそれだけ効果が上がる。
これがシャドーイングを使ったリスニング力の鍛え方です。ぜひ試してみてください。
海外ドラマを無限リピートで英語の聞き取り練習

英語の練習をするために、勉強のような意識で取り組む必要はありません。むしろ日常的に英語に触れる中でリスニング力を鍛えるのが理想的です。勉強っぽく英語を学ぶのが苦手なあなたの場合には、海外のドラマや映画を使って英語の聞き取り練習をするのがオススメです。
この方法の良いところは
- ドラマを楽しく観る感覚でリスニング力を鍛えることができる
- 日常的な会話や英語の言い回しを覚えることができる
という点です。
面白い海外ドラマや映画は山ほどあるので題材に困りません。また、NetflixやYoutubeでは英語字幕を表示してくれるので、会話の中身を理解しながら聞き取り練習ができます。
一度観るだけではなかなか聞き取れないと思うので、何回も巻き戻して観るのが良いでしょう。また、それが辛ければ流して観るだけでも効果はあります。
私の場合、当時は「バーレスク」という映画が好きだったので、それを使ってリスニング練習をしました。何回も繰り返して観たので、会話の内容も大体覚えてしまいました。飽きがきてしまうこともありますが、好きな映画であれば楽しんで観ながら英語の練習ができるのでとても良い方法だと思います。
ドラマや映画の良いところ
ビジネス英語は慣れてしまえば比較的簡単に聞き取りができるようになっていきます。しかし、英語での表現や言葉の幅は日常的な会話の方が圧倒的に広いです。また、何気ないコミュニケーションではむしろ日常会話の方が重要になってきます。
私は仕事で英語を使うことが多いです。その中で、カジュアルな場面でのコミュニケーションは海外の取引先との心理的距離感を縮めるのにとても大切だと実感しました。
英語での会議ばかりだと会話の幅が限られてきます。カジュアルな会話でのリスニング力を鍛えるため、最近では海外コメディのYoutubeを観ています。
あなたもご自分の好みに応じて、ぜひお気に入りのコンテンツでリスニングの練習をしてみてください。
毎日英語を聞く習慣を身につける

英語はとにかく慣れが大切です。毎日少しでも英語を聞く習慣をつけること。そうするとリスニング力は勝手に上がっていきます。
私は社会人になったばかりの頃、毎朝英語のポッドキャストを聞いて通勤していました。
帰国子女の先輩社員に勧められたポッドキャストはThis Morningです。元はWall Street Journalのポッドキャストだったのですが、キャスターのGordon Dealさんが独立して今の形になっています。アメリカのニュースを聞きながらリスニング力も鍛えることができました。
ビジネスパーソンのあなたには、こちらのポッドキャストはとてもオススメです。
他にもTED Talkなど、面白くリスニングの練習になるポッドキャストはたくさんあります。ぜひ色々と試してみてください。
重要なのは、どれだけ英語に触れて慣れるかです。難しい文法を覚えたり、テストを解くことではありません。
文法は理解できると英語の読み書きがとても上手になります。しかし、文法を覚えるのが苦手で英語に苦手意識を持ってしまうというあなたには、まず英語に多く触れて慣れてもらうことがベストだと考えます。
とにかく英語に耳を馴染ませていってください。
結論
リスニング力のレベルアップには
- シャドーイング
- 海外ドラマ・映画を何度も観る
- 毎日英語を聞いて慣れる
といった方法が効果的です。時間がかかることは仕方ないと覚悟してください。
それでも、特別なことをしなくて良いのです。これらの方法を繰り返していれば自然と英語が聞き取れるようになっていきます。ぜひ、あなたなりの楽しみ方を見つけてください。あなたに合った方法を見つけてください。
そうすれば、続けていけることができます。継続できればリスニング力は確実に向上します。
今度のブログでは海外留学に必須のTOEFLに着目します。そこでは、私の体験も交えて勉強法を解説していきたいと思います。ぜひお楽しみに!
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