あなたは英語でプレゼンテーションをすることがありますか?

英語で話すことに加えて、大勢の前で話すことはストレスがかかります。緊張によってうまく話せないことに不安を覚えるでしょう。

今回は英語でのプレゼンテーションを行う上で大切なポイントをご紹介します。これを押さえることで、あなたのプレゼンテーションがとても効果的になります。

はじめに

私がMBA留学をしていたときにStrategic Communicationというクラスを受講しました。その授業では効果的なプレゼンテーションを行うためのスキルを学びます。

今回ご紹介するのはその時に学んだことに基づくものです。その授業はMatt Abrahamsという方が講師でした。とても人気の授業で、Youtubeにも講義の一部が公開されています。よかったら是非見てみてください。

それでは本題です。

落ち着きと自信を示すこと

話し手の緊張は聴衆に伝わります。落ち着きと自信があるように見せることが大切です。

日々の習慣、前日練習、そして直前の準備によって変えていくことができます。

まず、日常的には瞑想を習慣づけることがおすすめです。瞑想は集中力を高め、本番でも落ち着いて振る舞えるようになります。瞑想は座禅ではなくとも行うことができます。色々な方法があるので、別の機会にご紹介したいと思います。

そして、本番前日はあなたが成功するイメージを描いてください。また、プレゼンで話す内容の基となる資料に目を通しておきます。

本番直前の1時間前、2分間のパワーポーズを決めます。パワーポーズとはその名の通り、力強い姿勢です。これは精神的にあなたを勇気づける効果があります。

これは心理学者のAmy Cuddy氏がTED Talkでも発表しているものです。詳しくはこちらの記事を参照してみてください。

明確なメッセージを持つこと

まず、あなたの聴衆は何を求めているかを知る必要があります。これは以前のブログでもご紹介しました。

あなたの聴衆に響くメッセージは何かを考えます。そして、そのメッセージを届けるためにプレゼンテーションを行うのです。

プレゼンテーションではあなたの聴衆にとって必要なことをコンテンツとします。主役はあなたというより、聴衆なのです。

そう考えるとあなたの緊張も和らいできます。なぜなら、自分をスポットライトの中心に考えることが緊張に繋がるからです。しかし、意識を聴衆に向けるとそのような不安は消えていきます。

どうすればあなたの聴衆にとって役に立つ内容を伝えることができるか。それを考えていきましょう。

質問を考え、それに答える

プレゼン内容を考えるとき、あなた自身に質問を問いかけてください。そして、その答えをプレゼンテーションで伝えます。

あなたの聴衆があなたに聞くべき質問は何か。あなたはその質問への答えをもちろん知っています。

プレゼン内容の骨子を考えるときはそのような質問をリストに並べるのです。その質問リストへの回答がプレゼンの内容となります。

相手に響く伝え方を考えること

まず、プレゼンのはじめと終わりをパワフルなものにしてください。力強いスタートによって聴衆の注意をあなたに集中させるのです。そして、プレゼンの終わりも力強いメッセージで締めくくります。それによって、聴衆はあなたのプレゼン内容をしっかりと覚えることができます。

また、ストーリーを用いて話すことも有効です。事実を並べるだけでなく、ストーリーを交えることで聴衆の記憶に残るプレゼンとなります。

人は感情によって物事を強く記憶することがわかっています。感情と物事を結びつけることで、長期記憶として残るのです。ストーリーはそのような感情を相手に呼び起こすために有効なのです。

力強い声で話すこと

あなたは、単調なトーンのプレゼンテーションを集中して聞き続けることができますか。ほとんどが途中で飽きて集中力を切らしてしまいます。

声の調子、話し方に変化をつけて聴衆を惹きつけてください。

まず、本番直前には声を出す練習をします。唇が滑らかに動くように確認してください。

次に、ゆっくりと話すことを心がけます。これによって、あなたが自信を持って話しているように見えます。

そして、合間に沈黙を挟むことも有効です。これまで話してきたことを聴衆の意識に浸透させます。

注意したい点は、語尾を上げるような話し方です。これはあなたが質問をしているように聞こえます。語尾はしっかりと下げて話してください。

聴衆と繋がること

聴衆の目を見て話すことで、あなたのプレゼンテーションはより伝わりやすくなります。空間を見て話すのではなく、聴衆に向けてメッセージを伝えてください。

また、力強い姿勢で立つことで聴衆に安心感を与えます。足をしっかりと地面に固定してください。手は自然に下げておきます。もしくは、お腹の前あたりで自然と手を合わせるポーズも有効です。

大切なのは無意識に手をいじらないようにすることです。これはあなたの緊張や不安を聴衆に伝えることになります。

ジェスチャーも有効に使いましょう。話題を変える時はゆっくりと舞台上を移動すると良いです。

そして、あなたの心の温かさを聴衆に見せてください。良いリーダーとは温かさ、力強さ、そして真摯さを相手に伝えることができます。

結論

プレゼンテーションではあなたが落ち着いて、自信を持っていることを示します。

そして、あなたの聴衆が何を知りたいかを考えてください。聴衆が持つ疑問を考え、それに対する答えをプレゼンの骨子とします。

聴衆に響く伝え方を心がけてください。はじめと終わりが肝心です。力強くはじめ、力強くフィニッシュしてください。

声の調子、沈黙を有効に使うことで、プレゼンを効果的なものにできます。また、本番直前には声のウォームアップをして口が動くように準備してください。

聴衆とアイコンタクトで繋がり、ジェスチャーを活用してください。そして、あなたが温かく力強いリーダーであることを示しましょう。

今回のブログではプレゼンで大切なポイントの概要をご説明しました。今後、各トピックをさらに掘り下げていきたいと思います。

あなたのプレゼンテーションがより良いものになるよう、このブログが役に立てば幸いです。

「英語でプレゼン!大勢の前で話すポイント5つ」に2件のコメントがあります

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