あなたは海外MBA受験で何が一番大切だと思いますか？
私の答えはエッセーです。エッセーがあなたの受験結果を大きく左右します。
そこで、今回は私の経験をもとに、受かるエッセーに必要なポイント3つをご紹介します。
はじめに
私は北米のビジネススクールに留学していました。受験プロセスはタフですが、あなたの成長に必ず繋がるものです。
中でもエッセー作成は苦しい作業ですが、あなたの人生を見つめる機会です。従って、筆記のスコアメイクよりもあなたにとって大切なプロセスです。
せっかく取り組むのであれば、ぜひエッセーに全力を注いでください。今回のブログがその助けとなれば幸いです。
また、私の受験体験については過去にも何度かブログを書いています。ぜひそちらも参考にしてください。
自己分析で人生の棚卸し
エッセーはあなた自身について語ることが求められます。従って、まずはあなたの人生の振り返りから始めてください。
私は記憶で遡れる限り昔の出来事から書き出していきました。何を覚えているのか、その時何を感じたのか。そのようなことをリストにして書き出すのです。
そして、エッセーではカウンセラーの人を見つけてください。あなたが自己分析を行う上で、強力なパートナーとなります。
あなたが書き出した人生の棚卸しリストをカウンセラーと話し合うのです。その中で、あなたの価値観、生き方が浮かび上がってきます。
エッセーではその価値観を軸にストーリーを構築していくことになります。従って、この自己分析の過程があなたのエッセーの基盤となるのです。
また、自己分析はあなたが自分の人生を見つめるとても良い機会になります。あなたがこれからどう生きたいのか、深く考えてください。その上で、なぜMBAに行きたいのかを考えます。
このプロセスを充実させることで、あなたのエッセーは強力なものになります。
言葉で飾らないこと
エッセーではあなた自身を良く見せようとし過ぎることに注意してください。自然と、色々な形容詞を使ってあなたの実績を飾りたくなるでしょう。
しかし、審査側はそのような修飾語は全て無視しています。そして、エッセーに含まれる受験者の本質を理解しようとします。
あなたを大きく見せようとすると、不要な言葉が増えます。そうすると、あなたの真のメッセージが相手に伝わりにくくなります。
その時点で審査員のあなたのエッセーに対する心象は悪くなるおそれがあります。空虚な言葉で飾っている文章は、かえって中身の薄さを連想させてしまうのです。
エッセーは言葉ではなく、ストーリーで勝負です。
“Be authentic.”というのが私が受験時に受けたアドバイスでした。あなたのことを語る際に、真摯な文章を考えよということです。
例えば
あなたがこれまで成し遂げてきた実績を説明すると仮定します。その際に:
- Unparalleled
- Exceptional
- Transformative
といった形容詞で飾ることを避けてください。このような形容詞ではなく、ストーリーを魅力的なものにすることが重要です。
具体的なストーリーで伝えること
エッセーではあなたのこれまでの経験に基づいてストーリーを構築していきます。従って、最初にご紹介した自己分析のプロセスが必要なのです。
これまであなたが生きてきた中で無数の出来事があったはずです。その中から、あなたの価値観、考え方、実績を効果的に伝える話を見出すのです。
例えば、私のエッセーでは幼少期の頃の話から展開していきました。そして、大学時代の研究活動の話なども盛り込みました。
もちろん、質問によってどのようなストーリー展開にすべきかは変わります。ポイントは、具体的なストーリーであなたの主張を補強するということです。
私が留学した大学は北米のトップスクールの一つでした。そこでは、信じられないような実績やインパクトのある人生を歩んできた人ばかりでした。当然、受験者間の競争も激しいものです。
日本の一般家庭で普通に育ってきた私としては、気後れすることばかりでした。ただ、それでも必ず何かストーリーはあると思ってエッセーと向き合ったのです。
もしかすると、望むような結果が伴わないこともあるかもしれません。しかし、それでも全力でエッセーを書き上げればそれはあなたの糧となります。
なんとしても魅力的なストーリーを捻り出す。そのような気持ちでエッセーに向き合ってください。
結論
エッセーはMBA受験で最も重要なプロセスです。
まず、自己分析であなたの人生の棚卸しをするところから始めます。
そして、文章を考えるときは修飾的な言葉を使いすぎないように気をつけてください。
エッセーは言葉ではなくストーリーです。具体的なストーリーによってあなたの実績や強みを伝えてください。
海外MBA受験に際してご質問があればコメント欄に投稿してください。私の経験からアドバイスできることもあると思います。
このブログがあなたのMBA受験の一助となれば幸いです。
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