あなたは海外MBA留学を考えていますか?

最近ではMBAに行く価値はないという意見を良く聞きます。私もビジネスは学ぶものではないという考えでした。

しかし、縁あって北米のトップスクールと言われる大学に留学してきました。今回はその時の経験を基に私の考えをお伝えします。

会社員としてのキャリアアップには役立つ

これが私の結論です。どういうことでしょうか?

解説します。

会社員というのは雇われの身分という意味です。それは転職しても同じです。

そして、特に役立つのは日本でも名が知れている名門校です。

学歴が全てではありません。しかし、結局は大学のブランドがあなたの印象に大きく影響します。

それが現実なのです。

良くわからない日本の大学のMBA卒と聞いてあなたはどう思いますか?ハーバードMBAに負けない価値があるとは思わないでしょう。

ここで言う価値とは、人に与える印象のことです。

私は学歴や大学のブランドで自分を大きく見せようとは思いません。しかし、3度の転職をしてやはり留学先が名門校だったことの恩恵を感じています。

具体的にはこちらが転職活動をしなくてもヘッドハントされるということです。あなたが暫く会社員として働くのであれば、ブランド大学のMBAは役に立ちます。

実際に学ぶことも役立つ

あなたはMBAの授業は実務の役に立たないと聞きませんか?私も当初はそう思っていましたが、今は違う意見です。

特にリーダーシップスキル、コミュニケーションの面では大いに役立ちます。

私の留学先では色々な企業の経営課題のケーススタディを行いました。ケーススタディとは、事例を基に教授と学生が議論を交わす勉強手法です。これによってパターン認識力が培われます。

また、様々な事例を通してベストプラクティスを抽出します。私は今でのそのベストプラクティスを見返し、仕事に活用しています。例えば、採用のベストプラクティスです。

人の採用は経営の根幹です。あなたは何となく感覚で面接していませんか?

それに対し、より科学的アプローチで採用の成功確率を高めることができます。そのためのベストプラクティスがあるのです。

そのような学びは実際の仕事の現場でも役立つのです。

起業や経営をしている場合はそちらに専念すべき

これは、学校に行くよりも実際に会社を経営する方が格段に学びが多いためです。日々学ぶことがあり、実践を通して成長できます。

私がメルマガを購読する中島聡さんもこう述べています。

MBAは、キャッシュフロー・アナリシス(金利を考慮して、ビジネスが利益をもたらすかどうかを判断する手法)など数字を扱うのは得意ですが、すべてのものが数字に出来るわけではないし、ケース・バイ・ケースで柔軟に判断・交渉することがビジネスでは必要です。MBA(もしくはMBAで習ったもの)をツールとして使うのは悪くありませんが、MBAを取得したからと行って、良い経営者になれるわけではありません。

中島聡氏のメールマガジン「週刊 Life is beautiful」より

中島さんはマイクロソフトの伝説のエンジニアとして成功した方です。起業もされています。

そのように多くの経験を持つ方がMBAに行ったとしても得られる果実は少ないでしょう。むしろ、教える側になるべきです。

また、大学での議論はどうしても机上のものになります。実際に会社を経営されている方からすれば、無意味に思えるはずです。

そのような方は大学でのんびり学ぶ暇はありません。

結論

私はまだ会社員として働いています。その身分においてはMBA留学はとても意味のあるものです。

しかし、名門のトップスクールに限ります。大学のブランドはあなたの印象に大きく影響します。

また、自裁に授業で学ぶことも実務に役立ちます。役立てようという意思が大切なのです。

ただし、あなたが既に起業していたり、経営者であれば話は別です。学校に行くより、毎日の仕事に多くの学びが詰まっています。学びと実践が常に一体になっている、非常に貴重な環境と言えます。

私はこのブログを主に会社員として働く方に向けて書いています。このブログがあなたの仕事人生に役立つことをお祈りしています。

MBA留学については私の過去のブログも参照してください。

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